2022
4/04
おもちゃの取り合いが起こった時の対応法
子供のおもちゃの取り合い、ヒヤヒヤしますよね。
保育園でもおもちゃの取り合いのトラブルは毎日あります。
今日は、子供同士がおもちゃの取り合いをした時に、保育園ではどのように関わっているのかをご紹介します。
子供同士でおもちゃの取り合いが起こったら
自分の子供がおもちゃを欲しい場合
無理やり取ろうとしても、間違っても、頭ごなしに取るんじゃない!と叱ったり、無理矢理おもちゃを返したりはしないでください。
①まずは欲しい気持ちを受け止める。
「〇〇くん、△△のおもちゃ欲しかったの?
楽しそうだもんね」
②今の状況を分かりやすく説明する。
「でも、△△のおもちゃ、□□ちゃんが使っているよね。」
③どうすれば良いのかを教える。
「貸してって言ってみようか。
せーの、貸ーしーてー」
と一緒に言いながらやり方を伝えます。
もしも、1人で言える場合は、1人で言えるように声をかけます。
④貸してもらえなかった場合
「まだお友達が使いたいんだって。
またあとで貸してもらう?
別のおもちゃで遊ぶ?
あっ!電車のおもちゃがあったよ!」
など、聞いてみます。
もしも、あとで貸してもらいたい場合は、「遊んだら、あとで貸してくれるかな」
と子供もしくは親子で言うようにします。
自分の子供がおもちゃを貸してと言われたり、取られそうな場合
①子供に貸してあげるのか、まだ遊びたいのかを確認する。
「お友達貸してほしいって言ってるけど、どうする?
貸してあげる?まだ遊びたい?」ときく。
貸してあげる、と言うなら、
「どうぞ」と子供がお友達に渡してあげて褒める。
まだ遊びたいと言う場合
「まだ遊びたいから待ってね」
「あーとーでー」
と言わせる。
子供が言えない場合は、お母さんが
「まだ遊びたいって言ってるから他のおもちゃで遊んで待っていてくれる?ごめんね」
と相手の子供に伝える。
子供が遊びたいと言っているのに、勝手に渡したり、貸せないことを怒ったりしないでください。
自分の遊びたい気持ちを押し殺して貸してしまう経験を親がさせてしまうと、何かイヤなことをされても「イヤ」と言えない子供になってしまう可能性があります。
子供のおもちゃの貸し借りの学習になります。
しっかりとおもちゃを貸して欲しい時にどうすればいいのか、おもちゃを貸して欲しいと言われた時にはどうすればいいのかを教えることができる大切な場面です。
よろしければ、参考にしてみてくださいね。