2022
4/04
ママのお手伝いをする効果は?子供の年齢別で内容も解説
この記事では、年齢別にお手伝いのできる内容や効果を解説しています!
子どもは大人のしていることに興味津々。ママの行動をじっと見ていて、
真似したり、やりたいと言ったら、お手伝いデビューのチャンスです。
お手伝いと言っても、失敗したり時間がかかったり、最初はかえって手間がかかります。
ですが、お手伝いは単に生活スキルが身につくだけでなく、多くの効果があります。
幼児期からぜひママのお手伝いをしてもらう習慣を取り入れましょう。
ママのお手伝いをする効果
お手伝いには生活スキルが身につく以外にどんな効果があるのでしょうか。
お手伝いの効果は、
- 自信が持てる
- 責任感が芽生える
- 自分で工夫する力がつく
- 忍耐力が養われる
- 親子のコミュニケーションが深まる
- 自己肯定感が高まる
- 思いやりの心が育まれる
などたくさんの効果があります。
詳しくみていきましょう!
自信が持てる
お手伝いをしていく中で、少しずつ経験を積み、色々なことが出来るようになります。
出来ることが増えると、自分に自信が持てるようになり、自立につながっていきます。
責任感が芽生える
小さな作業であっても、明確な役割のお手伝いをお願いすることで、子どもは自分に任されていると感じて責任を持って取り組んでくれます。
責任感は、これから始まる学校生活や社会において必要なものです。
お手伝いによって育ててあげることが重要です。
自分で工夫する力がつく
お手伝いは自分の力でこなさないといけないので、どうしたらうまくいくのか、どうすれば早く出来るかなど、
自分で要領を考えます。そして自分で考えて行動して工夫する力が身につきます。
また、日々変わる状況に合わせて、その場その場で適切な対応を判断できる能力も養われます。
忍耐力が養われる
ときには飽きてしまうこともあるかもしれませんが、
それでもお手伝いを最後までやり通すこと、継続することで、我慢する力や忍耐力が養われます。
親子のコミュニケーションが深まる
お手伝いを頼むことや一緒に家事をすることで、子どもに関わる時間が増えます。
「ありがとう」「上手だね」など言葉をかけてあげることで信頼関係を築いていくことにもつながります。
自己肯定感が高まる
お手伝いをしたことで「ありがとう」と感謝の言葉をかけられると、
「自分は役に立った」という気持ちを抱き、「自分は必要とされているんだ」と自分で自分の存在を認めることが出来て、
自己肯定感が育まれます。
そしてまたお手伝いを頼まれることによっても「自分は信頼されている」とさらに自己肯定感が高まります。
思いやりの心が育まれる
お手伝いで頼られることが嬉しいという気持ちが芽生えると、人を助けることの大切さに気付いたり、
人を気遣う思いやりの心も育まれます。
子供の年齢別 出来るお手伝い内容
お手伝いをしてもらう内容は、年齢や発達に合った作業を選ぶことが大切です。
無理な作業をお願いするとけがをしてしまう可能性があります。
また「自分で出来た」という実感が得られないため、自信も持てず、自己肯定感も育ちません。
小さな作業であっても子どもはやりがいを持って取り組んでくれます。
下の表は年齢別にお手伝い内容をまとめたものです。
参考にしていただいて、年齢や発達に合ったお手伝いをさせてあげて下さい。
キッズエプロンをつけてあげると、子どものやる気がアップします!
1・2歳から出来るお手伝い
やってみたい気持ちが強いものの、1・2歳の子どもにまだ難しい作業はできません。
安全な作業を選び、まねっこが得意なので、お手本を見せてあげて下さい。
自分だけでさせる必要もないので、サポートしてあげながら「やりたい」気持ちを大切にしてあげて下さい。
お手伝い開始期(1・2歳)
料理・食事 |
片付け・掃除 |
洗濯 |
その他 |
簡単な調理(こねる・まぜる・ちぎる) |
おもちゃの収納 |
洗濯物たたみ(タオルなど簡単な物) |
玄関の靴を揃える |
料理の手伝い |
ごみ箱にごみを入れる |
脱いだ服を洗濯カゴに入れる |
新聞・郵便運び |
食後の食器運び |
ごみ拾い |
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カーテンの開け閉め |
テーブル拭き |
こぼしたものを拭く |
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花の水やり・草取り |
お箸並べ |
簡単な拭き掃除 |
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配膳 |
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3・4歳から出来るお手伝い
3・4歳の子どもは好奇心旺盛で、様々なことに興味を持ちます。
出来る作業も増えてくるため、色々なお手伝いをさせてあげて下さい。
包丁を使う調理など危険を伴うものは見守りが必要です。
お手伝い色々チャレンジ期(3・4歳)
料理・食事 |
片付け・掃除 |
洗濯 |
その他 |
卵をわる |
ごみ捨て(リサイクル分別) |
洗濯物たたみ・収納 |
弟妹の世話 |
野菜洗い(じゃがいも、にんじんなど) |
ごみ出し |
洗濯物干し |
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野菜の下ごしらえ(豆のすじ取りなど) |
拭き掃除(床・窓拭き) |
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お米とぎ |
掃き掃除(玄関) |
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ごはんをよそう |
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包丁を使う調理 |
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ピーラーを使う調理 |
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簡単な食器洗い(コップ洗い・すすぎのみ) |
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5・6歳から出来るお手伝い
5・6歳の子どもは体も大きくなり、考える力もあるので、より難易度の高いお手伝いにチャレンジ出来ます。
火を使う調理などは安全面に配慮し、必ず見守って下さい。
お手伝い発達期(5・6歳)
料理・食事 |
片付け・掃除 |
洗濯 |
その他 |
火を使う簡単な調理(野菜炒めなど) |
掃除機かけ |
上履き洗い |
タオルの交換 |
食器洗い(全般) |
お風呂掃除 |
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布団敷き・たたみ |
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ペットの餌やり |
お手伝いの嬉しい効果はもっとある
1で紹介した他にもお手伝いをするメリットはたくさんあります。
料理・食事のお手伝いをした場合
- 自分がお手伝いした食事の時間は誇らしく、苦手なものでも食べてみようという気になります。
- 料理は味覚や嗅覚はもちろんのこと、例えば、
- 野菜を洗ったり肉をこねる時には触覚を、切ったり焼いたりする時には聴覚を、調理中の食材の変化を観察する時には視覚を、と五感をフルに刺激することが出来ます。五感を刺激することで幼児期に急成長する脳の発達を促せます。
片付け・掃除のお手伝いをした場合
きれいな状態の気持ち良さに気づけます。
そして、その習慣がしっかり身についていれば、学校に上がってから自然と自分で学習環境を整えられ、
大事なプリントがお道具箱の中でぐちゃぐちゃなどということが避けられます。
ふきんや雑巾しぼりは握力の強化につながります。
握力は鉄棒・跳び箱・野球など、あらゆるスポーツや運動の基礎になる重要な力の一つです。
洗濯のお手伝いをした場合
洗濯物は干すのもたたむのもしまうのも何度でも簡単にやり直せますよね。
子ども自身が試行錯誤を繰り返しやすく、量がかごに1杯分など目に見えているので、
やり遂げることの達成感を覚えやすいです。
洗濯ばさみをつまむ作業は、お箸やはさみの指先練習としても効果的です。
その他の花の水やりやペットの餌やりは命の大切さに気付くきっかけにもなり、
優しい心が育ちます。
お手伝いから学んでほしいときの6つの注意点
子どもがお手伝いを通して成長するためには、ママをはじめ周りの大人の関わり方が大切です。
- お手伝いの内容は、子どもの力で続けることが出来るものを子どもと話し合って決めましょう。
- 子どもが使いやすい道具を準備しましょう。
- うまく出来なくても、手や口を出さず、急かさないで待ちましょう。
- 上手に出来なくても当たり前なので、責めないようにしましょう。
- 結果でなく、出来たことに着目して、感謝したり褒めたりしましょう。
- 他の子ども(友達や兄弟)と比較しないようにしましょう。
お手伝いを長続きさせるコツ
自分からお手伝いしたい幼児期はお小遣いなどの報酬は必要ありません。
子ども専用の道具やママとおそろいのエプロンなどで、お手伝いへの意欲を高めたり、
一緒に家事をして、「楽しい」「嬉しい」、「ママの役に立った」という気持ちが
お手伝いを長続きさせるために効果的です。
子どもと一緒に家事をするのは大変なので、笑顔で接するためにも本当に忙しいときは無理をしないで下さいね。
子どもがお手伝いをすると、たくさんの成長効果があります。
時間と心に少し余裕を持って、コミュニケーションを楽しみながら、お手伝いさせてあげてくださいね。